2017.02/08
ESD
ゲストティーチャー 3・4年 盲導犬
今日、5・6時間目に2年に一度のゲストティーチャー清水さんと盲導犬クロム、そして視覚障がい者サポートボランティアとして若松さんが来てくださいました。
まずはじめに自己紹介をしてくださいます。清水さんは、小学校1年生のときに 網膜剥離になり視力を失いました。クロムは清水さんの盲導犬としては6代目で、黒いラブラドールレトリーバーです。
盲導犬は、他にもゴールデンレトリーバーやジャーマンシェパードなどの犬種がいるそうで、清水さん自身も初めての盲導犬はジャーマンシェパードだったそうです。
視覚障がい者は、①手引き②白杖(白い杖を使って歩く)③盲導犬の3つの支援で生活しています。
援助犬は、盲導犬、介助犬、聴導犬の3種類あり、今回来てくれたのは盲導犬です。
日本では50年前までは初めは数匹しかいなかった盲導犬が、現在では996頭と時代とともに普及したことや、指示は英語で行うことなど分かりやすく教えて下さいます。
1回目の質問タイムでは、
「お買い物の時はどうやってお金を支払っているのですか?」という質問に対してサポートの若松さんが丁寧に教えて下さいました。
「人それぞれですが、細かく種類ごとにお財布にわけていれる人や店員の人に小銭を差し出して取って下さいとお願いする人もいます。」
実際に、目隠ししてお金を払う体験をさせていただくことができました。
子どもたちは一生懸命に言われた金額を支払おうとしますがなかなか支払うことができずに悪戦苦闘。難しさを痛感していました。
次に、若松さんは清水さんにメールを送り始めました。子どもたちはなにが起こるのか不思議そうにしていると清水さんの携帯が突然話し出しました。メールの文字を見ることができないため音声に変換してくれる機能があるのです。昔は、電話や点字のみの連絡手段でしたがメールも可能になったのですね。
次に点字ボードや点筆をみせてくだいました。
実際に清水さんが文字を書く姿も見せて下さり、その早さに子どもたちからは歓声があがっていました。
盲導犬は、ハーネスという胴輪をつけていないと他の犬と変わりなく過ごしますが、ハーネスをつけていると仕事モードになるため、
「あまり喜ばせたたりしない様に気をつけることや、目を見つめないこと、触らないこと、食べものを与えないこと、勝手に写真を撮らないことなどに気をつけましょう!」
「視覚障がい者の方に出くわしたら優しく手を添えながら言葉をかけ、手をもたせてあげましょう!」
と話して下さいました。
実際に清水さんの補助をさせて頂いた子どもたち。
ぜひ、町でも盲導犬を見つけたら今日の知識を活かしてみましょうね。